いつからか、変わった。
少しでもその仕事に集中できるようにと
身の回りのことを手伝ってきた。
でも365日ずっと忙しいわけじゃない。
自分も365日笑顔でいるわけじゃない。
1年が過ぎた頃から、ここにいるのがどういう人たちなのか見えてきた。
自分の好き嫌いで判断は出来ない。
でも、好きにはなれない。
こちらから頼むときも人を選ぶようになった。
頼みやすいではなく、精度の高さを予測して依頼する。安心感だ。
クレームの問い合わせが増える。
内容を聞いて謝る。それ自体に不満はない。
悪いのはこちらだから。
ただ、当の本人は直らない。繰り返す。
わたしも謝ることを繰り返す。
急ぎの仕事だといわれ、その日のうちに仕上げる。
なかなか確認しない。3日が経つ。
上からまだやってないかと言われたようで、やっと確認する。
忙しいときに追加で仕事を投げてくる。
当の本人はタバコを吸う。
性格が悪くてもいい。
性格が良くてもいい。
ただ、人の気持ちがわかる人ならいい。
お前を見て真似る新人たち。
当たり前は常識とはイコールではない。
数字ばかりの営業に、人間性は不要なのか。
だれがそれを正すのか。そもそも何が正しいのか。
理念とはただの文字の羅列なのか。
この会社が特別ではない。
この人だけが特別ではない。
嫌な部分ばかりみているのは、自分が周りに同じことをしていないだろうかという心配からだ。
ただ、自分が求めすぎで、その怒りさえもエネルギーに変えられる技量があれば世界は違うように見えているんだと思う。
わかっていても、毎日がそれの繰り返し。
私は砂漠の中でオアシスを夢中で探している。砂が水に見えていることを忘れて。
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